輪島たいむす【増刊号】

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「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」を観て今思う事

【注意】「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」のネタバレしてます!

「新世紀エヴァンゲリオン」と「輪島たいむす」

「新世紀エヴァンゲリオン」と「輪島たいむす」、26年の歩み。

【1995年】TVシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」

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「輪島たいむす」10代、学生
当時は名古屋に住んでいた「輪島たいむす」
朝の学校へ行く準備中にTVで観た「新世紀エヴァンゲリオン」第六話「決戦、第3新東京市」に衝撃を受け、友人のアニオタN氏に第壱話から今までの録画したビデオを一気見してハマる。
※名古屋では朝の時間帯にテレ東系のアニメが曜日ごとに放送されていました。
※この時代のビデオと言えば「ビデオテープ」。

【1997年】劇場版(旧劇)「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」

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「輪島たいむす」20代、学生→社会人
TVシリーズのアレな終わり方で「えー!」な気分からの、劇場版での最終回のリメイク発表。
その期待に答えてくれた「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」
※今は無き「金沢東映劇場」(今の東急スクエア裏の駐車場にあった映画館)で観賞しました。

【1997年】旧劇「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 air/まごころを、君に」

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「輪島たいむす」20代、社会人(独身)
「シト新生」のおかげで期待値フルスロットルで観賞して、良いも悪いも無く鑑賞後はただただ「無」な気持ちになる。
一緒に鑑賞した当時、中学生の「弟たいむす」も同じ気持ちだったのか二人とも無言で帰宅。

【2007年】劇場版(新劇)「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」

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「輪島たいむす」30代、社会人(独身)
最初に第一報を聞いたときの素直な感想は「観ない!」
旧劇でエヴァに対する思いが「無」になり、興味も無ければ観るつもりもなかったが、メディアやネットでの評判が非常に良いのと、自分がエヴァを好きになったきっかけでもある「決戦、第3新東京市」が作品のクライマックスになっていることから誘惑に負けて鑑賞してしまい再熱。
※今は無き「ルネスかなざわ」敷地内の「ルネス9シネマ(現「ユナイテッド・シネマ金沢」)で観賞しました。

【2009年】新劇「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

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「輪島たいむす」30代、社会人(独身)
前作で再燃した気持ちを裏切らない出来。
当時の想いとしては、、、
「こんなヱヴァが観たかったよ!庵野監督はやればできる子!」

【2012年】新劇「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

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「輪島たいむす」30代、社会人(「嫁たいむす」&「長男たいむす」)
大阪での長期出張中に鑑賞。
当時の想いとしては、、、
「庵野監督またやっちまったな。」
公開初日に観に行って満席だったお客さん全員がお通夜状態(輪島たいむす」含む)で席を立ったのが印象的。

【2021年】新劇「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」

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「輪島たいむす」40代、社会人(「嫁たいむす」&「長男たいむす」&「次男たいむす」)
やっちまったなの「Q」だったけど、当初の構想時に「3作目(Q)と4作目(𝄇)は同時上映」とされていたことから、期待値と信頼値は大暴落でも「それでも、、、もしかしたら4作目(𝄇)を観たら、、、」と言う淡い期待と。ここまで付き合ったんだから最後がどんなオチでも観る!の期待とヤケクソの気持がないまぜになって待った「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」、、、まさかの9年待ちました。

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

www.evangelion.co.jp

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感想を一言で言うと。
「「輪島たいむす」が観たかったのは旧劇の再構築では無い!」
旧劇の再構築なら漫画版で綺麗に終わってるので今更やる必要も無く、「輪島たいむす」が観たかったのは最初の新劇作成発表時に庵野監督が所信表明文に書かれていた

web.archive.org

「最後に、我々の仕事はサービス業でもあります。
当然ながら、エヴァンゲリオンを知らない人たちが触れやすいよう、劇場用映画として面白さを凝縮し、世界観を再構築し、誰もが楽しめるエンターテイメント映像を目指します。

そんなエンターテインメントを追及した「序」、「破」のような周りの大人たちに翻弄されながらもシンジ君が挫けずに使徒と戦いながら成長して、最後は世界も崩壊せず皆が笑顔でハッピーエンドな作品が観たかったんですよ!
ラスボスが今作で言うところのゲンドウなら「エヴァ」に取り込まれるでも「ジェットアローン」に乗り込むでも良いからメタ要素の無い世界での最終決戦が観たかったんですよ!
それでも旧劇を含めて2回、最後を作り直しても結局はアレな感じの最後になります。が、庵野監督の最終的な結論であり回答であったのと、今作品で「エヴァンゲリオン」と言う作品が本当に終わってしまった事を想うと、もう作品のストーリーや謎やアスカとケンケンがどうのこうのでは無く、26年間の長い間「エヴァンゲリオン」それぞれの作品に一喜一憂しながら楽しませていただけたという事に対して感謝したいと言うのが最終的な「輪島たいむす」の気持ちです。
庵野秀明 監督、おつかれさまでした。